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INPEX: 長期投資の決断と魅力

はじめに

投資をしていると、「この企業をもっと応援したい」「優待や配当をさらに楽しみたい」と思う瞬間があります。私にとってそれがまさに**INPEX国際石油開発帝石)**でした。
これまで100株だけを保有していましたが、思い切って追加で300株を買い増し、合計で400株となりました。これによって株主優待の対象となり、さらに高配当株としてのメリットも享受できるようになりました。この記事では、その決断の背景とINPEX投資の魅力、今後の見通しについて分析を交えながらお話ししていきます。


INPEXという企業の特徴

INPEXは日本最大の資源開発企業であり、石油や天然ガスの探鉱・開発・生産を手掛けています。エネルギー価格の変動に業績が大きく左右される典型的な「資源株」ですが、世界のエネルギー需要を背景に安定した利益を生み出しています。

特にここ数年は、原油価格や天然ガス価格の高騰が業績を押し上げ、増配や株主還元の強化が続いています。また、脱炭素社会に向けて再生可能エネルギーや水素・CCUS(炭素回収・貯留・利用)への投資も進めており、将来的な成長戦略にも期待が寄せられています。


100株保有時の体験

私はもともと100株だけINPEX保有していました。100株だと株主優待の対象外であり、楽しみは配当金だけでした。それでもINPEXは高配当株であり、年間の配当利回りは4〜5%程度が期待できるため、長期的なインカムゲインを得るには十分魅力的でした。

ただ、優待を受け取れないという点では少し物足りなさを感じていました。株主優待は「エネルギー資源企業らしい特典」として、QUOカードやグルメギフトが贈られる制度があり、投資をより楽しむきっかけになります。そのため、「どうせ長期で持ち続けるなら、優待も楽しめる株数にしてしまおう」という気持ちが高まっていきました。


300株の買い増しと優待の魅力

そして今回、追加で300株を購入し、合計で400株保有することにしました。これで晴れてINPEX株主優待対象となり、配当だけでなく優待ギフトも楽しめることになりました。

INPEXの優待は保有株数や保有期間によって内容が変わりますが、例えば以下のようなギフトがもらえます:

  • 500株以上でグルメカタログギフト

  • 長期保有での優待グレードアップ

つまり、今後さらに保有を続ければ、優待の内容も充実し、投資の楽しみが倍増するというわけです。


配当金シミュレーション

INPEXの強みは、何と言っても高配当です。2024年度の予想配当は1株あたり60円前後とされており、仮に400株保有していると以下の計算になります。

  • 1株配当:60円

  • 400株保有:60円 × 400株 = 24,000円/年

税引後でも約19,000円程度が手取りとなります。銀行預金の利息では到底得られない水準であり、株式投資の醍醐味を実感できます。

さらにINPEXは業績次第で特別配当を実施することもあり、資源価格が高止まりすれば一層の配当還元が期待できます。


投資判断の背景──なぜ今買い増したのか

私が今回INPEXを買い増した理由には、以下の要素があります。

  1. 資源価格の安定的な高止まり
    ウクライナ情勢や中東の不安定要因から、エネルギー価格は依然高水準で推移しています。短期的な下落はあっても、世界の需要は今後も底堅いと考えています。

  2. 株主還元強化の姿勢
    INPEXは配当性向40%以上を掲げ、株主への利益還元を重視しています。増配や自社株買いも積極的に実施しており、長期保有の安心感があります。

  3. 優待制度の魅力
    配当だけでなく、優待という「目に見えるリターン」が得られる点はモチベーションにつながります。

  4. 分散投資の一環
    私のポートフォリオは米国株や成長株に偏りがちでしたが、エネルギーセクターを加えることでリスク分散にもつながります。


リスク要因の分析

もちろん、INPEX投資にはリスクも存在します。

  • 資源価格下落リスク
    原油価格や天然ガス価格が大きく下落すれば、業績悪化・減配の可能性があります。

  • 為替リスク
    ドル建て取引が多いため、円高になると利益が目減りする恐れがあります。

  • エネルギー転換リスク
    世界が脱炭素に向かう中で、石油やガスの需要が縮小すれば、長期的な収益に影響します。

ただし、INPEX再生可能エネルギーや水素事業に積極的に参入しており、将来的には「脱炭素銘柄」としても存在感を高める可能性があります。


長期保有の展望

今回400株に増やしたことで、配当と優待の両方を楽しめるようになりました。今後の展望としては:

  • 短期的には資源価格に左右されるが、高配当は期待できる

  • 中期的には株主還元方針の強化で安定感が増す

  • 長期的には脱炭素事業の成長がカギとなる

まさに「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」の両面を狙える銘柄であり、長期投資にふさわしいと感じています。


まとめ

INPEXを100株から400株に増やしたことで、配当収入の拡大と株主優待の楽しみを同時に得られるようになりました。高配当株でありながら、エネルギー分野の将来性も感じさせるこの企業は、私の投資ポートフォリオにおいて重要な柱となっています。

株式投資は「楽しみながら続ける」ことが大切です。その意味で、優待と配当を兼ね備えたINPEXは、数字だけでなく気持ちの面でも投資の満足度を高めてくれる存在だと言えるでしょう。

これからも長期的な視点で保有を続け、時には優待を家族で楽しみながら、INPEXの成長とともに自分の資産も育てていきたいと思います。

 

比較対象ETFの概要(FANG+,NASDAQ30,S&PTop20)(2025年8月時点)

本記事では、東京証券取引所に上場したばかりの3本の円建て米国株ETF――「313A(S&P500トップ20)」「316A(iFreeETF FANG+)」「392A(NASDAQトップ30)」――を徹底比較します。

上場が相次いだ2025年より、日本の個人投資家は日本円で「世界のハイパーグロース企業」へ投資しやすくなりました。

為替リスクをある程度軽減しつつ米国市場への分散投資が図れるこの環境下、もし「2015年から10年間、毎年100万円ずつ」の積立投資をしていたら、どうなっていたか?

本記事ではパフォーマンス予測やリスク比較、ポートフォリオ提案を通じて、多様な投資スタイルに応える分析をご提供します。

1. 313A:iシェアーズ S&P 500 トップ20 ETF

2. 316A:iFreeETF FANG

3. 392A:iシェアーズ NASDAQ トップ30 ETF


投資シミュレーション:100万円を10年間積立たら?

前提条件

  • 投資期間:2015~2025年、毎年100万円を年末に投資するモデルと仮定。

  • 年平均利回り仮設定:

    • 313A(S&P500トップ20):年11%

    • 316A(FANG+):年15%

    • 392A(NASDAQトップ30):年13%

結果(終価 = 年間積立 × 複利成長係数)

  • 仮成長係数:((1 + r)^10 – 1) / r

    • 313A:((1.11^10 – 1)/0.11) ≈ 16.0 → 約1,600万円

    • 316A:((1.15^10 – 1)/0.15) ≈ 19.7 → 約1,970万円

    • 392A:((1.13^10 – 1)/0.13) ≈ 17.5 → 約1,750万円


記事構成案(約5,000文字相当)

1. 導入:3つの「円建て・国内上場」米国株ETFとは?

  • 為替リスク軽減、日本時間での取引、NISA成長枠対応の魅力など。

2. ETFごとの特徴比較

  • 上場時期・対象指数・信託報酬・構成銘柄・直近価格・流動性など表形式で整理。

3. 過去実績と成長ポテンシャルの予測

4. 10年間積立シミュレーション

  • 前述の仮想リターンモデルに基づき、結果を図表(グラフ形式)で提示。

5. リスク分析

  • 316A:ハイテク集中と高ボラティリティ。/392A・313A:セクター分散ありだが構成株数少なめ。/いずれも為替、米国市場依存、短歴ETFという留意点あり。

6. 投資スタイル別ポートフォリオ提案

  • 安定型:313A 60%、392A 40%

  • 成長志向型:316A 50%、392A 30%、313A 20%

7. まとめと今後の戦略提言

  • 投資目的・リスク許容度・分散重視か成長追求かに応じた選択肢。

NTTの株主優待狙いで5000株購入!

2025年3月末の権利確定日に向けて、私は日本最大手通信企業・NTT(9432)の株を5000株購入し、保有株数を大きく増やしました。目的は「dポイント進呈」という株主優待と、高配当によるインカムゲインの両取りです。本記事では、なぜ5000株を選んだのか、その背景や配当・優待を含めたリターンシミュレーション、リスク考察までを数字で分析していきます。


1. NTTの株主優待制度:dポイント進呈の仕組み

NTTグループ株主優待は、株式保有期間に応じて「dポイント」がもらえる仕組みです。

  • 権利確定日:毎年3月31日

  • 対象株主:基準日時点で100株以上を保有し、かつ継続保有期間が2年以上3年未満、あるいは5年以上6年未満の株主

  • 進呈ポイント数(単位:ポイント)

    • 2年以上3年未満:1,500ポイント

    • 5年以上6年未満:3,000ポイント

  • ポイントの最大付与:同一の株主番号で累計4,500ポイントまで

  • 進呈時期:翌年7月以降の所定エントリー後に順次付与 NTT

※6年以上保有した場合や3~4年未満は進呈対象になりません。

ポイントは1ポイント=1円相当としてスマホ料金の支払い、買い物、他社ポイントへの交換など多用途に使えます。


2. なぜ「5000株」なのか?投資額と背景

NTTの1株当たり株価は、2025年7月18日時点で150.9円、1株配当予想は5.3円(年)です 楽しい株主優待&配当
これを踏まえ、私が5000株を選んだ理由は主に以下の2点です。

  1. インカムゲインの確保

    • 5.3円/株 × 5000株 = 26,500円/年 の配当(税引前)

    • 株価の小口化(1単元100株=約15,090円)で手軽に大量保有できる点

  2. 優待ポイントの効率的取得

    • 優待自体は100株でも同じ量のポイント進呈だが、長期保有による付与時期をクリアすれば、継続保有の励みとして心理的効果も期待

なお、5000株購入のために要した投資資金は約754,500円(150.9円×5000株)でした。


3. 配当金+優待ポイントシミュレーション

以下では、現行の配当・優待制度が変わらない前提で、5000株を10年間保有した場合のリターンを概算します。

項目 計算式・前提 金額(10年累計)
配当金(税引前) 5.3円 × 5000株 × 10年 265,000円
配当金(税引後:20.315%控除) 265,000円 × (1 − 0.20315) 約211,570円
優待ポイント(累計) 2年以上3年未満:1,500P、5年以上6年未満:3,000P → 合計4,500P 4,500円相当
総合リターン(税後+優待)   約216,070円
投資元本 150.9円 × 5000株 754,500円
実質利回り 216,070円 ÷ 754,500円 ÷ 10年 × 100 年率約2.86%
  • 配当利回り(税引前):26,500円 ÷ 754,500円 ≒ 3.51%

  • 配当+優待利回り(税引後換算):年率約2.86%

銀行預金や国債金利0.1〜0.5%程度)と比較すると高い水準ですが、同業他社高配当株やインフレ率と比べると“過度な期待”は禁物と言えます。


4. リスク要因と注意点

NTT投資に際しては、以下のリスクも十分理解しておく必要があります。

  • ポイント付与制度の変更リスク

    • 企業判断で優待の廃止・改悪があり得る

  • 配当減配リスク

  • 市場リスク・流動性リスク

    • 株価変動による評価損(短期的な損切りの可能性)

  • 為替・金利変動

    • 海外事業を展開するNTTの業績は円安・金利動向にも左右され得る

また、優待ポイントは「継続保有期間」が条件。3年未満や6年以上の株主は対象外となるため、権利獲得まで“塩漬け”になる期間が長い点にも留意が必要です NTT


5. 投資戦略と今後の展望

私自身は、以下のような中長期プランでNTT投資を考えています。

  1. 継続保有による優待獲得
    3年後・6年後のポイント付与を目指し、株価急落時には買い増しも厭わない

  2. 配当再投資戦略
    受領した配当金・ポイントで追加購入し、複利効果を狙う

  3. 分散によるリスクヘッジ
    NTT一本ではなく、他セクター高配当株と組み合わせる

通信キャリアは5Gやデータセンター、ICTサービスへの投資が継続的に求められる一方、参入障壁が高く安定収益源も大きいセクターです。株主還元姿勢も比較的堅実であり、事業環境が極端に悪化しない限り“守りの高配当株”として機能すると考えています。


まとめ:5000株保有の意義と今後の楽しみ方

  • 5000株購入で年間約26,500円(税引前)の配当+長期保有によるポイント(最大4,500円相当)を獲得

  • 実質利回りは年率約2.86%(10年保有シミュレーション)

  • ポイント進呈までの長期塩漬けをどう捉えるかがキー

  • 配当を再投資しつつ、株価の急落局面では買い増しで単価を下げる戦略がおすすめ

NTT株は「通信インフラの安定収益+株主優待」という特徴を併せ持つ稀有な銘柄です。大口保有を通じて得られる配当キャッシュフローは中長期の家計プラスにもつながりますし、“dポイント”という形での実利感も楽しめます。リスクを理解しつつ、ぜひ長期投資先の候補として検討してみてください。


※本記事は筆者の個人投資体験・分析に基づくものであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資は自己責任で行ってください。

TOBによる株主買い取り通知

2021年6月18日、私はフロイント産業株式会社の株式を100株購入しました。製薬・食品業界向けの機械や粉体技術を持つ老舗メーカーで、優待や配当の実績もあり、安定的な中小型株として注目していた銘柄です。

あれから3年。株主優待をもらい、配当も毎年楽しみにしていましたが、2024年8月4日、私のもとに一通のハガキが届きました。そこには、「1株あたり1085円で公開買付(TOB)を行うこと」「今期の株主優待と期末配当は実施しないこと」が記されていたのです。

この記事では、私がフロイント産業の株を3年間保有して感じたこと、そして今回のTOBに至るまでの流れや心境を、率直に綴っていきたいと思います。


フロイント産業を選んだ理由:優待・配当・堅実経営の三拍子

2021年当時、私は高配当や株主優待を中心に銘柄を選ぶ個人投資家でした。フロイント産業は、その中でも目立つ存在ではありませんでしたが、次の3点が私の購入理由でした。

① 安定した業績と財務体質

フロイント産業は、医薬品や食品の製造工程で使われる「造粒」「コーティング」などの機械や技術を提供している企業です。医薬品製造では重要な工程を担う装置が中心で、ニッチながら安定需要が見込まれていました。

自己資本比率も70%を超え、借金が少なく堅実な経営をしているという印象も購入を後押ししました。

② 魅力的な配当利回り

購入時の株価は796円でしたが、1株当たり年間30円前後の配当実績がありました。利回りで3.5〜4%を確保できる水準だったため、インカムゲイン目的としても十分魅力がありました。

株主優待の存在

100株以上の株主には、年1回「QUOカード1000円分」が贈られていました。優待自体は小さな額ですが、持ち続ける理由にはなります。毎年3月の権利確定後に届く優待は、小さな楽しみでもありました。


保有中の3年間:安定配当と小さな優待に癒された

3年間で特筆すべき大きな株価の上昇はなかったものの、配当は安定して出ていました。

年度 期末配当 優待 株価の印象
2021年度(2022年3月期) 30円 QUOカード1000円 株価900円前後で安定
2022年度(2023年3月期) 30円 QUOカード1000円 株価1000円近辺に上昇
2023年度(2024年3月期) 30円 QUOカード3000円 やや低調も安定的

配当だけで年間3000円、優待と合わせて3500円相当のインカムゲイン。3年間合計でおよそ1万円分になりました。加えて、株価の変動も大きくなく、持っていて安心できる銘柄でした。


突然の知らせ:2024年8月4日、TOB通知のハガキが届く

2024年8月4日、ポストに1通の郵便物が届きました。内容は次のようなものでした。

  • 株式非公開化に向けた「公開買付(TOB)」の実施

  • 買付価格は1株あたり1,085円

  • TOB成立後は上場廃止予定

  • 2024年3月期の期末配当・株主優待は実施しない

私は思わず「えっ?」と声が出ました。今まで何年も配当も優待ももらってきたのに、最後の年だけ“ゼロ”とは。株主としての楽しみが突然断ち切られるような気持ちでした。


TOBの背景:事業再編とファンドによる買収

調べたところ、今回のTOB投資ファンドなどによる企業買収の一環とのことでした。おそらく、フロイント産業がより柔軟に経営判断を行うため、上場をやめて非公開会社となる道を選んだのでしょう。

こうしたTOBは、近年の日本株市場で増えてきています。資本の論理でいえば、株主に一定の利益(TOB価格)を提示する以上、理屈としては成立してしまいます。

ですが、個人投資家としては「まだ持っていたかった」「あの優待が楽しみだった」という気持ちもあるのです。


TOB価格1085円は高いのか?安いのか?

では、TOB価格1,085円は妥当なのでしょうか?

私が購入した2021年の株価は、およそ870〜890円程度。当時から3年間の配当(30円×3年=90円)を加味して考えれば、実質的にキャピタルゲインは+100〜120円程度。おおよそ年3〜4%のリターンでした。

冷静に考えれば悪くない数字です。むしろ最近の株式市場で、このように優待・配当を安定的に得ながらリターンも出ている銘柄はそう多くありません。

ですが、仮にTOBがなければ今後も配当を受け取り、長期保有でさらにリターンを増やすこともできたのではないか…という“if”も頭をよぎります。


最後に:持ってよかったと思える銘柄だった

フロイント産業という企業に3年間投資して、本当に良かったと思っています。企業自体は誠実で、ニッチな技術を持つ優良企業。配当も優待も、決して派手ではないけれど、個人株主を丁寧に扱っていた印象です。

今回、企業の非公開化という大きな転換点に立ち会い、少し寂しさもありますが、それもまた投資の一面。TOBによって実質的な利益を得て次の投資先に向かうことが、今の私にできる“卒業”の形なのかもしれません。


今後の対応と注意点

TOBに応じるかどうかは、株主自身が判断すべきことです。ですが、TOBが成立し、フロイント産業が上場廃止になった場合、株式は市場で売却できなくなります。今後のスケジュールや手続きをよく確認し、期限内に対応することが大切です。

証券会社からも案内が届くはずなので、あわせて確認しておくと安心です。


まとめ

  • フロイント産業株は3年間、安定配当と優待で楽しませてくれた良銘柄。

  • 2024年8月、1株1085円で公開買付の通知が届き、優待・期末配当はなし。

  • TOB価格は妥当だが、今後も保有していたかったという寂しさも。

  • 投資とは「別れ」もあると学びつつ、次の投資先に思いを馳せています。


この体験が、同じように長期保有銘柄と向き合っている方の参考になれば幸いです。

未来を築くための金の投資

ゴールドETF「GLDM」へ毎月3万円積み立て投資——その戦略と可能性を徹底分析

はじめに:なぜ今ゴールドなのか?

インフレが進み、地政学リスクが高まる中、「ゴールド(金)」への注目が再び高まっています。貨幣が信用を失いかけるとき、歴史的に「金」はその存在感を発揮してきました。資産の分散、リスクヘッジ、そして購買力の維持という観点から、多くの投資家がポートフォリオの中に金を加えています。

この記事では、ゴールドのETFである【GLDM(SPDR Gold MiniShares Trust)】に、毎月3万円ずつ積み立て投資していくという長期的な戦略について、具体的な分析を交えながら解説します。インデックス投資家や初心者の方にとっても有益な内容となっています。


GLDMとは何か?——基本情報と特徴

GLDMは、「SPDR Gold MiniShares Trust」という米国籍のETF(上場投資信託)です。世界最大級の資産運用会社であるステート・ストリートが運用しており、現物の金を裏付け資産とする純金ETFとして高い信頼性を誇ります。

  • ティッカー:GLDM

  • 上場市場NYSE Arca(米国)

  • 信託報酬:0.10%(2025年時点)

  • 通貨:米ドル建て

  • 特徴

    • 金現物の価格と連動

    • 金の価格上昇がリターンに反映される

    • 信託報酬が低く、長期保有に適している

GLDなど他の金ETFと比べると、GLDMはより少額で取引でき、個人投資家にとって参入しやすい構造になっています。


投資戦略:毎月3万円の積み立てを10年間続けたら?

毎月3万円をGLDMに積み立てた場合、10年間で元本は360万円になります。では、どのようなリターンが期待できるのでしょうか?

■ 想定利回りの設定

過去20年における金価格の年平均リターン(米ドル建て)はおおよそ5〜7%です。保守的に見積もり、年率5%で運用できたと仮定して、以下のようにシミュレーションしてみましょう。

年数 投資元本(累積) 運用資産(年率5%)
1年目 36万円 約37万円
5年目 180万円 約199万円
10年目 360万円 約472万円

年率5%の複利効果を活用すれば、10年間で約112万円のリターンを得られる計算になります。

もちろん、これは理論値であり、実際のリターンは金価格の変動に左右されます。しかし「ドルコスト平均法」を使うことで、価格の上下動をならし、平均購入単価を下げる効果が期待できます。


なぜ「積み立て」×「金」なのか?——ドルコスト平均法と非相関資産の力

株式や債券と比べ、金は「利子を生まない資産」であることから敬遠されることもあります。しかしその分、金は他の資産と価格の相関性が低いという特徴があり、「分散投資の本命」ともいえる存在です。

また、積み立てというスタイルは以下の点で金との相性が抜群です。

✔ 安値でも高値でも自動で買い続けられる

金価格は年単位で見ると上下の波がありますが、積み立てなら「高値づかみ」を避けることができます。

✔ 感情に左右されにくい

金の価格は経済ニュースやインフレ、戦争などによって動きますが、積み立て投資をルール化すれば、そうしたニュースに過敏に反応する必要がなくなります。


為替リスクとどう向き合うか?

GLDMは米ドル建てETFであるため、為替リスクを無視することはできません。円安が進めば評価額は増えますが、円高になると逆に目減りする可能性があります。

対応策:

  1. 外貨資産の一部として保有する

    • 円以外の通貨で資産を持つ意味でも、米ドル建てのGLDMには意義があります。

  2. 金価格と円相場の「逆相関」に着目

    • 有事には「金高・円安」が同時に起きやすく、ある程度はリスクが相殺される場合もあります。


GLDMのリスクとその対処法

ETFといっても万能ではありません。以下のようなリスクを意識しておくことが重要です。

● 短期での価格変動

金価格は世界的なイベントに敏感で、短期的には大きく上下します。特に投機的な動きに巻き込まれやすい点には注意が必要です。

⇒【対処法】…積み立ての継続と、10年単位のスパンで考える。

● 米ドル建ての価格変動+為替の二重リスク

米国ETF全般に言えることですが、「為替+資産の値動き」の二重リスクがあります。

⇒【対処法】…「あくまで全体資産の一部」として保有しすぎないこと。


金を持つということ:インフレと戦争と信用不安

金は「利息を生まない」と批判されることもありますが、そもそもその存在意義は「リスク回避の最終手段」としての役割にあります。

  • インフレが進むとき

  • 戦争や地政学リスクが高まるとき

  • 株や債券が暴落するとき

  • 法定通貨への不安が高まるとき

こうした局面で、金は実際に多くの投資家を守ってきました。


実践アドバイス:GLDM積み立ての始め方

  1. 証券口座の開設

  2. ドル資金の用意

    • 円をドルに両替(為替コストに注意)

  3. GLDMを毎月3万円分(約200ドル前後)ずつ購入

    • 定期的な購入ルールを設定する(自動買付などを活用)


まとめ:金に守られながら未来を築く

「積み立て」という時間を味方につけた投資スタイルは、価格変動に一喜一憂せず、淡々と資産を育てていくための優れた戦略です。そして「金(ゴールド)」という資産は、歴史的にも信頼性が高く、他の資産が不安定な時期でも私たちの資産を守ってくれる存在です。

GLDMへの月3万円の積み立ては、シンプルながらも堅実な戦略です。短期的な利益を求めるのではなく、10年後、20年後の安心と信頼を築くために。金の持つ普遍的な価値を、あなたの未来に役立ててみてはいかがでしょうか。

一風堂株主の楽しい投資体験

子ども3人分の証券口座で「力の源」の株主に!ラーメンで楽しむわが家の優待ライフ

一風堂」といえば、全国はもちろん、海外でも人気のラーメンチェーン。白丸元味、赤丸新味、からか麺――どれも一度は食べたことのある方も多いのではないでしょうか。

そんな「一風堂」などのラーメン店を運営しているのが、力の源ホールディングス証券コード:3561)。わが家ではこのたび、子ども3人それぞれの証券口座でこの会社の株主になりました。

そして待望の株主優待が届き、家族全員で大興奮!今回はその体験と、子どもたちに証券口座を開設した理由、そして力の源の株を選んだ理由について、具体的なエピソードを交えてご紹介します。


■ きっかけは「一風堂」から始まった

ある日、家族で「一風堂」にラーメンを食べに行ったときのこと。子どもたちは大好きなからか麺やチャーハンを前にニコニコ。私はふと思いました。

「このラーメン屋を運営している会社の株を買えば、もしかして優待があるのでは?」

帰宅後すぐに調べてみたところ、「力の源ホールディングス」が上場企業であり、株主優待もあることを発見。しかも、**年1回、店舗で使える食事券(1,500円分)**がもらえるという、ラーメン好きな我が家にはぴったりの内容でした。


■ 子ども3人分の証券口座を開設

私は以前から子どもたちにも“お金の教育”をしていきたいと考えていました。学校では教えてくれない「投資」や「資産形成」の考え方を、できるだけ早いうちから知ってほしいと思ったのです。

そこで、子どもたち(小学生~中学生)それぞれに証券口座を開設することにしました。未成年口座は親の同意と必要書類(住民票や戸籍謄本など)さえそろえば、比較的スムーズに開設できます。

ネット証券を利用すれば、親が管理しながら運用できるので安心。将来使う学費の一部として運用益を期待するのもよし、優待で日々の楽しみを得るのもよし――。我が家では「子どもの未来口座」として、優待を通じた“楽しい投資”に使っています。


■ なぜ「力の源」を選んだのか?

数ある優待株の中から、なぜ力の源を選んだのか?理由は主に以下の4点です。

① 身近な外食ブランドだから

一風堂」は我が家の“定番ラーメン”。それだけでなく、「RAMEN EXPRESS 一風堂」としてフードコートにも多数出店しており、気軽に利用できるのが魅力です。

② 優待内容が実用的

株主優待として、年に1回(3月末権利確定)、一風堂などの系列店舗で使える1,500円分の食事券がもらえます。100株で1,500円。子ども3人分で計4,500円相当。家族でラーメンを楽しむにはちょうどよい金額です。

③ 株価が手ごろ

2025年7月現在、100株で買える金額はおよそ7万円台と、未成年口座でも無理なく購入できる価格帯。長期保有にも適しています。

④ 成長性がある

一風堂は日本だけでなく海外にも展開。アジア、アメリカ、ヨーロッパなど世界中で高評価を得ており、外食ブランドとしての将来性も魅力です。


■ そして、株主優待が届いた!

3月末に株式を保有し、数ヶ月後の6月下旬、ついに株主優待が届きました。子どもたちの名前でそれぞれ一通ずつ、力の源ホールディングスの封筒がポストに!

中には、スタイリッシュなデザインの**食事優待券(1,500円分)**と、企業のIRレターが同封されていました。

子どもたちは「自分の名前でこんなチケットが来るなんて、すごい!」と目を輝かせ、まるで何かの賞をもらったかのような喜びようでした。


■ 優待券を使って「一風堂」へ!

その週末、さっそく優待券を握りしめて、最寄りの「一風堂」へ。3人分の優待で4,500円分の食事がまかなえたため、ラーメンだけでなくチャーハンや餃子も楽しみ、デザートまで満喫。

「このラーメンは僕が株主としてもらったんだよ!」
「来年もまた優待もらえるの?」
「もっと他のお店の株も持ってみたい!」

――そんな声が飛び交い、食事そのものが“学び”と“楽しみ”に変わった瞬間でした。


株主優待がくれた家族の変化

子どもたちにとって、「自分の名義で株を持つ」というのは大きな体験。わが家では、以下のような変化が生まれました。

◎ 金融への関心が育った

「株ってなに?」「配当ってなに?」という問いかけが増え、ニュースや新聞に興味を持つようになりました。経済を知るきっかけになったのは間違いありません。

◎ “自分ごと”として企業を見ている

お店で食事するだけでなく、「このお店、僕の会社のお店なんだよね」と話すように。消費者ではなく“企業の一員”として関心を持っている姿に、親として驚きました。

◎ 兄妹間での会話が活発に

3人それぞれが「自分の優待券」を持っているため、ラーメンの話題から「次はどこの会社にする?」といった未来の投資計画まで、まるで“小さな投資家会議”が家庭内で開かれています。


■ 今後の展望:もっと広がる“優待家族ライフ”

今回の「力の源」体験をきっかけに、わが家では他にも“子ども優待口座”の銘柄を増やす計画を立てています。

たとえば、

など、生活と投資がつながる企業を中心に、“自分で考えて選ぶ”投資教育を進めています。


■ まとめ:ラーメンが育てた「お金の芽」

「株を持つ」ことは、決して大人だけの特権ではありません。むしろ、子どものうちに株主という立場を体験することは、金銭感覚・社会理解・責任感の芽を育てる貴重な教育機会になります。

力の源の優待は、単なるラーメン券ではありませんでした。それは子どもたちに「自分で選び、所有し、楽しむ」感覚を与えてくれる、最高のきっかけだったのです。

これからも、株主優待という“ごほうび”をきっかけに、家族みんなでお金と未来のことを話しながら、楽しく投資を続けていきたいと思います。

コロワイド株主の優待生活

202X年、私は「外食業界の優待王」ともいわれるコロワイド証券コード:7616)の株を500株購入しました。それ以来、わが家の外食スタイルは一変しました。回転寿司から居酒屋、焼肉、ファミリーレストランまで、家族で気軽にお店を選び、食事代の支払いを気にせず過ごせる日々が続いています。この記事では、実際に500株保有してわかったコロワイド株主生活のリアルを、配当・優待利回りや使い方の工夫も含めてたっぷりご紹介します。


コロワイドってどんな会社?

コロワイドは、外食チェーンを多数展開するホールディングス企業です。代表的なブランドには以下のようなものがあります。

傘下のグループを合わせると、全国に2,000店舗以上の飲食店を展開しています。ジャンルも価格帯も幅広く、まさに「外食好きなファミリー」にとっては理想的な株主優待企業といえるでしょう。


コロワイド株主優待制度

コロワイド株主優待は、外食系銘柄の中でも破格です。以下がその概要です。

● 対象株数:500株以上保有

コロワイド株主優待を受けるには500株以上の保有が必要です。つまり最低投資金額は約98万円(※2025年8月現在、株価×500株)。

● 年間4万円相当(10,000ポイント×年4回)

  • 3月末:10,000ポイント(6月付与)

  • 6月末:10,000ポイント(9月付与)

  • 9月末:10,000ポイント(12月付与)

  • 12月末:10,000ポイント(翌3月付与)

このポイントは、グループ店舗での支払いに1ポイント=1円で使用でき、専用アプリやカードで管理できます。また、店舗利用のほか、株主優待カタログで特産品などにも交換可能です。


500株保有で得られる年間メリット

現在の株価を仮に「2,200円」と仮定して計算します(2025年8月時点の参考価格)。

  • 購入金額:2,200円 × 500株 = 1,100,000円

配当利回り

コロワイドは高配当株ではありません。2025年現在、年間配当は「5円(無配)」です。つまり、配当利回りはほぼ0%です。

● 優待利回り

優待は年間40,000円相当なので、

  • 優待利回り:40,000 ÷ 1,100,000 × 100 = 約3.64%

配当がない代わりに、優待による実質利回りは高水準です。外食で使える金券と考えれば、その実用性は非常に高いといえるでしょう。

 

 


家族で楽しむ「優待ライフ」

わが家は、夫婦と小学生の子ども2人の4人家族です。外食は月に3~4回程度。コロワイドの優待ポイントは、家族のちょっとしたご褒美や外出時のランチにとても重宝しています。

● よく行く店舗ベスト3

1位:かっぱ寿司

子どもたちが大好きな回転寿司。最近ではタッチパネル注文や新幹線レーンで届く寿司が楽しく、我が家の定番スポットです。会計はほぼすべてポイントで済むため、「今日はお金払ったっけ?」と思うほどお財布に優しいです。

2位:ステーキ宮

誕生日や週末のお出かけのときに利用。スープバー付きのステーキセットを家族で楽しみます。子ども向けメニューも充実しており、家族全員満足できます。

3位:甘太郎

家族でちょっとした打ち上げや、親族と集まるときに使います。居酒屋メニューながら、個室もあり、ゆったり過ごせます。大人数での会食でもポイントで賄えるため、家計にやさしいのがありがたいです。


優待の活用術と注意点

スマホアプリの活用

ポイントは「株主専用アプリ」から管理・確認ができます。店舗でもQRコード決済が可能で、カードを持ち歩かなくても使えるのが便利です。

● 有効期限に注意

各ポイントの有効期限は約1年間。計画的に利用しないと失効する恐れがあるので、家族で「あと何ポイント残ってる?」と時々確認するのがコツです。

● カタログ交換も可能

優待ポイントは、グルメ商品やスイーツ、地方特産品などと交換することも可能。たとえば、ハンバーグセットやカレー、ラーメン詰め合わせなど、冷凍で届いてストックも可能です。飲食店舗に行けない月でも、満足度の高い使い方ができます。


優待改悪・改廃リスクについても冷静に

優待生活を満喫している一方で、株主として心に留めておきたいのが「優待制度の改悪・廃止リスク」です。

外食産業は経営環境が厳しい時期もあり、2020年のコロナ禍では一部グループ店の閉店などもありました。企業業績が悪化すれば、真っ先に見直されるのが「株主優待」です。

コロワイドも過去には、傘下のアトム・カッパ・クリエイトの優待ポイント制度と連動して調整がありました。今後も定期的にIR(投資家向け情報)を確認し、状況に応じて保有継続か売却かを判断する必要があります。


子どもと学ぶ「投資教育」としても◎

わが家では、子どもたちにも「なぜうちではかっぱ寿司によく行くのか」を話しています。「パパがここの会社の株を持ってるから、タダで食べられるんだよ」と説明すると、「株ってすごいね!」「ぼくも将来買ってみたい!」という声が上がります。

株式投資というと難しそうですが、こうした身近な優待を通じて「企業と生活のつながり」や「投資することの意味」を子どもと自然に話せるのは、想像以上に価値ある経験です。


最後に:1,000,000円の投資で得られる“家族の時間”

コロワイドを500株持つことで得られるメリットは、単なる金銭的な価値以上に、「家族で過ごす楽しい時間」があると実感しています。支払いを気にせず、外食でのびのび過ごせる安心感。特別な日だけでなく、ちょっとした平日の夕食や週末ランチが「思い出」になる――そんな優待生活は、1,000,000円の投資に対して非常に満足度の高いリターンだと思います。

もちろん、株価の変動リスクや制度変更の可能性もありますが、我が家にとっては「持ち続けたい生活株」の一つです。これからもコロワイドの優待とともに、家族との外食時間を大切にしていきたいと思います。

NASDAQ30とFANG+の違いとは?注目のハイテク指数を徹底解説【投資初心者にもわかる】

近年、テクノロジーセクターを中心とした米国株が投資家の注目を集めています。その中でもよく聞かれるのが「NASDAQ30」と「FANG+(ファングプラス)」という指数です。これらは似たような印象を持たれがちですが、実は構成銘柄や目的が大きく異なることをご存じでしょうか?

私は30銘柄分散されているNASDAQ30の値段が落ち着いたら買おう思っています。

 

本記事では、これら2つの指数について以下のようなポイントを解説します。

  • NASDAQ30とFANG+の定義

  • それぞれの構成銘柄

  • パフォーマンスと特徴の違い

  • 投資対象としてのメリット・デメリット

  • どちらを選ぶべきか?投資戦略のヒント


1. NASDAQ30とは?

■ NASDAQ30の定義

「NASDAQ30」という名称は公式な指数ではありません。これは実は、NASDAQ100の中から時価総額の大きい代表的な30銘柄を抽出したグループを指すことが一般的です。

たとえば、AppleMicrosoftAmazon、Alphabet(Google)、Meta(Facebook)など、アメリカを代表するテクノロジー企業が並びます。実質的には「NASDAQ上位30銘柄」といった意味合いで使われることが多く、日本の金融商品投資信託など)では「NASDAQ30連動型ファンド」という形で提供されていることもあります。

■ NASDAQ100との違い

NASDAQ100は、NASDAQ市場に上場している非金融業種のうち時価総額上位100社を対象とした指数です。NASDAQ30はその中でも特に「コア銘柄」と言える企業群です。


2. FANG+(ファングプラス)とは?

FANG+の定義

FANG+」は、アメリカの大手金融会社ICE(インターコンチネンタル取引所)が提供している正式な株価指数で、グローバルなテクノロジー企業10社で構成されています。

FANGとは以下の企業の頭文字です:

そして「+」には、それらに準ずる成長力のある企業が追加されています。

FANG+構成銘柄(2025年現在)

ティッカー 企業名
META メタ・プラットフォームズ
AMZN アマゾン・ドット・コム
AAPL アップル
NFLX ネットフリックス
GOOGL アルファベット(グーグル)
MSFT マイクロソフト
TSLA テスラ
NVDA エヌビディア
BABA アリババ
BIDU バイドゥ

FANG+は、ハイグロース銘柄(急成長企業)を10社に絞って構成されており、構成比率は均等(各銘柄10%)です。


3. NASDAQ30とFANG+の違いを徹底比較

比較項目 NASDAQ30 FANG+(ファングプラス)
構成銘柄数 約30社 10社
構成比率 時価総額加重型 均等型(各10%)
銘柄の選定基準 時価総額流動性・テクノロジー中心 急成長テック企業+一部中国企業
分散性 高(30社以上) 低(10社)
ボラティリティ(値動きの大きさ) 比較的安定 高い
パフォーマンス傾向 長期的に堅調 急騰・急落の可能性あり

4. パフォーマンス比較(過去実績)

■ 直近5年間のリターン(年率平均)

指数 年率平均リターン(概算)
NASDAQ100 約14%
FANG+ 約21%

FANG+はその構成の特性上、高成長・高リスク・高リターンな傾向があります。特にエヌビディアやテスラといった企業の株価が急上昇した年は、大きなリターンを叩き出すことがあります。

一方、NASDAQ30(やNASDAQ100)は比較的広範囲に分散されており、安定性が高いとされています。


5. 投資対象としてのメリット・デメリット

■ NASDAQ30のメリット

  • 安定した成長企業群で構成

  • 分散効果が比較的高い

  • ETF(QQQなど)で簡単に投資できる

  • 長期投資に向いている

■ NASDAQ30のデメリット

  • リターンがFANG+よりやや低め

  • 成長性が鈍化している銘柄も含まれる可能性

FANG+のメリット

  • 成長期待が非常に高い企業に集中投資できる

  • 少数精鋭で理解しやすい

  • 一部のファンド(iFreeETF FANG+など)で日本からも投資可能

FANG+のデメリット

  • 値動きが激しい(ハイリスク)

  • 分散効果が薄く、一社の影響が大きい

  • 構成企業の入れ替えが少なく時代遅れになる可能性も


6. どちらを選ぶべき?投資戦略のヒント

  • 安定志向ならNASDAQ30やNASDAQ100が◎
     リスクを抑えながら米国テクノロジーの成長を取り込みたいなら、NASDAQ30やNASDAQ100の連動型ETFを選ぶのがベターです。

  • ハイリターン狙いならFANG+を検討
     高成長企業への集中投資に魅力を感じる方は、FANG+に連動するファンド(たとえば「iFreeETF FANG+インデックス」や「iFreeNEXT FANG+インデックス」)をポートフォリオの一部に組み入れてみてもよいでしょう。

  • 組み合わせ戦略もおすすめ
     リスク分散を図るために、FANG+とNASDAQ100をそれぞれ一定割合で保有するという戦略も有効です。たとえばNASDAQ100を70%、FANG+を30%という比率にすることで、バランスの取れた成長性と安定性を得られます。


7. まとめ

NASDAQ30とFANG+はどちらも、アメリカのテクノロジー企業に投資するための魅力的な指標です。ただし、構成銘柄数、選定基準、リスク・リターン特性に明確な違いがあります。

ポイント NASDAQ30 FANG+
投資スタイル 分散投資・安定成長 集中投資・高成長・高リスク
投資に向いている人 初心者・安定志向の長期投資家 ハイリスクを取れる成長志向の投資家

自分の投資目的やリスク許容度を考えながら、どちらが自分に適しているのかを見極めることが大切です。


おすすめファンド・ETF例(日本から投資できるもの)

  • NASDAQ系】

    • eMAXIS NASDAQ100インデックス

    • iFreeNEXT NASDAQ100インデックス

    • QQQ(ETF・海外ETF

  • FANG+系】

    • iFreeETF FANG+インデックス

    • iFreeNEXT FANG+インデックス


※投資には元本割れのリスクがあるため、商品選定は自己責任で行ってください。長期で保有することで、米国テクノロジー株の恩恵を最大限に享受することができるかもしれません。

フジオフードで楽しむ家族の株主優待体験

子ども3人分の証券口座でフジオフードの株主に!家族みんなで楽しむ株主優待ライフ

まいどおおきに食堂」や「串家物語」「えびのや」など、外食チェーンでおなじみのフジオフードグループ本社(以下、フジオフード。そんな身近な会社の株を、わが家の子ども3人それぞれの証券口座で保有することにしました。

そして先日、初めての株主優待が届き、家族みんなでその恩恵を体験することができました。

この記事では、なぜ子どもたちに証券口座を開設してフジオフードの株を買うことにしたのか、そして株主優待を通じてどんな楽しみや学びがあったのかを、エピソードを交えながらお話しします。


フジオフードとは?身近な外食チェーンの裏側にある企業

フジオフードは大阪に本社を構える外食企業で、和食や定食から串カツ、洋食、スイーツに至るまで、多彩な業態の店舗を全国展開しています。

代表的なブランドには以下のようなものがあります:

  • まいどおおきに食堂(地域密着型の定食屋)

  • 串家物語(セルフ串揚げビュッフェ)

  • えびのや(天丼・天ぷら専門店)

  • フジオ軒(洋食レストラン)

  • サバ6製麺所(ラーメン)

こうした業態の豊富さと親しみやすさ、そして店舗の多さから、「日常でよく利用する飲食店=投資先」としてとても相性がよい企業です。


■ 子どもに証券口座を作った理由

わが家には小学生から中学生の子どもが3人います。日常的に外食を楽しむ機会が多く、「ここのお店、美味しいね」「このお店、どこの会社がやってるの?」といった会話が自然に出てくるようになっていました。

そんな中、私自身がフジオフード株主優待に興味を持ち、「これって家族全員で楽しめるのでは?」と思ったのが始まりです。

また、次のような理由から、子ども名義の未成年証券口座を開設することに決めました:

  • 金融教育として、株式や投資のしくみを実体験から学んでほしい

  • 自分の名義の株を持つことで、経済への関心が芽生える

  • 少額でも運用実績を作ることで、将来の選択肢を広げる

  • 株主優待という「体験型リターン」を楽しめる

証券会社によっては未成年口座の手続きが簡単で、保護者の本人確認書類と子どものマイナンバーカード、戸籍謄本などを提出することで、意外とスムーズに開設できました。


フジオフードの株を選んだ理由

株式投資の対象として、なぜフジオフードを選んだのか?それは以下のポイントが魅力的だったからです。

  • 株主優待が充実している
     100株以上の保有で、年2回(6月末・12月末)**食事券または自社製品の詰め合わせ(3,000円相当)**が届きます。
     1人3,000円×2回×3人=年間18,000円相当という、かなり魅力的な内容です。

  • 株価が手頃で買いやすい
     2025年7月時点では、1単元(100株)が10万円台で購入可能。子ども名義でも無理なく保有できます。

  • 全国に店舗があり、実際に使える機会が多い
     家族で出かけた際に「このお店もフジオフードだよ!」と話題にでき、企業と実生活の接点が生まれる。

  • 安定的な配当と優待制度の継続実績
     外食産業の中でも安定感があり、コロナ禍を乗り越えた対応力にも信頼感がありました。


■ 初めての株主優待が届いた日

半年ほど保有して迎えた6月末の株主確定日。そこから数ヶ月後、ついに株主優待の封筒が3通、子どもたち宛に届きました。

中身はフジオフード系列で使える食事優待券(3,000円分)。子どもたちは「え!これ本当に使えるの?」「どこのお店で使えるの?」と大興奮。自分の名前で届いた株主優待というだけで、ぐっと興味が深まったようです。

さっそく週末、近くのショッピングモール内にある「串家物語」へ家族で外食へ。子どもたちは「これ、僕の優待で払えるよ!」と誇らしげ。親としても、「これが投資の成果なんだよ」と実体験を通じて教えられる機会になりました。


株主優待を通じた学びと変化

この一連の体験を通じて、わが家には多くの変化がありました。

◎ お金の使い方・考え方に変化が

単に「お小遣いをもらう」「貯金をする」ではなく、「お金を増やすにはどうすればいいの?」という会話が自然に生まれるように。小学5年生の次男は、「株を持つと優待がもらえるなら、もっと調べてみたい」と図書館で経済の本を読んでいました。

◎ 家族の会話が増えた

食事のたびに「このお店は上場してる?」「株主優待あるかな?」という話題で盛り上がるようになり、自然と子どもたちの関心の幅も広がってきました。

◎ 長期投資の視点が身につく

売買ではなく「保有し続ける」ことで利益が得られるという実感が、時間の感覚や我慢することの大切さを教えてくれます。


■ 今後の展望:家族で“優待ポートフォリオ”を

フジオフードでの成功体験をもとに、わが家では「家族で優待ポートフォリオを作ろう!」という計画を立てています。

たとえば、

など、家族の“生活に直結する優待”をリストアップし、それぞれの趣味や好みに合わせて保有銘柄を増やしていく予定です。


■ まとめ:優待は「お金」以上の価値をくれる

株主優待というと、「節約の手段」としてのイメージが先行しがちですが、わが家ではそれ以上の価値を感じています。

  • 子どもたちの「経済への興味」

  • 家族の「会話のきっかけ」

  • 投資への「理解と責任感」

  • 実体験から生まれる「記憶に残る学び」

そして何より、「自分が株主だ」という誇りと喜びを、小さな体でしっかり受け止めている子どもたちの姿を見ると、親としてこの選択は間違っていなかったと感じています。

今後も家族みんなで、株主優待のある生活を楽しみながら、お金や投資について自然に学んでいけるような日々を重ねていきたいと思います。

コロワイドの株主優待を楽しむ

はじめに

私はコロワイド証券コード:7616)の株主として、家族と一緒に株主優待ポイントを使った外食を楽しんでいます。居酒屋・焼肉・回転寿司からカフェまで、コロワイドグループの多彩な店舗での食事が、家族団らんのひとときを盛り上げてくれます。本稿では、優待制度の仕組みから年間に得られるポイント・配当金のシミュレーション、投資リスクまでを数字で分析し、家族での楽しみ方を含めてご紹介します。


1. コロワイドってどんな会社?

コロワイドは、居酒屋「甘太郎」や焼肉店「カルビ大将」、回転寿司「かっぱ寿司」、ステーキチェーンステーキ宮」など、多様な飲食ブランドを展開する外食大手企業です。傘下にはレインズインターナショナル、アトム、カッパ・クリエイト大戸屋MDなどがあり、全国に約1,500店舗を運営しています。安定した売上規模と多角展開が、株主還元の財務基盤を支えています。


2. 株主優待制度の概要

コロワイド株主優待は、500株以上保有を基準に、年4回・合計40,000円分の優待ポイントがもらえる仕組みです(権利確定月:3月末・9月末) Yahoo!ファイナンス

  • 対象株主:毎年3月末日または9月末日の株主名簿に500株以上で記載

  • 付与時期

    • 3月末保有 → 6月・9月に各10,000ポイント

    • 9月末保有 → 12月・翌3月に各10,000ポイント

  • ポイント価値:1ポイント=1円分としてグループ店舗での飲食に利用可能

  • 有効期限:ポイント発行日から1年間

初回のみ「株主様ご優待カード」が届き、以後はカードを提示するだけでポイントが自動充当されます。


3. 家族での活用例

私の場合、500株を保有しているため年間40,000ポイントを獲得。子どもたちは「かっぱ寿司」でお気に入りのネタを選び、妻は「ステーキ宮」のサラダバーを楽しみ、私は「甘太郎」で焼き肉宴会を満喫しています。ポイントがあると「今日はちょっと贅沢!」という選択肢が増え、家族全員の外食満足度がアップします。

さらに、利用できない地域や好みの商品がある場合は、ポイントを各種ギフト商品(黒毛和牛・海産物など)と交換できるため、お取り寄せグルメも家族の嗜好に合わせて楽しめます カッパクリエイト


4. 配当金と優待の総合利回り

2025年7月18日時点の株価は1,920.5円、予想年間配当は5.00円/株です 楽しい株主優待&配当

一方、優待価値は年間40,000円相当。500株(960,250円)を保有すると、

優待利回り:40,000円 ÷ 960,250円 ≒ 4.16%
総合利回り:(配当0.26%+優待4.16%)= 約4.42% カッパクリエイト

となり、飲食系優待株の中でも高い総合利回りが魅力です。


5. 配当金シミュレーション:10年間保有すると?

ここでは、500株を10年間保有した場合のリターンを試算します。

  • 保有株数:500株

  • 株価:1,920.5円

  • 年間配当:5.00円/株

  • 優待価値:40,000円/年

  • 税率:20.315%(所得税15.315%+住民税5%)

項目 計算式・前提 金額(10年累計)
配当金(税引前) 5.00円×500株×10年 25,000円×10 = 250,000円
配当金(税引後) 250,000円×(1−0.20315) 約199,215円
優待ポイント(現物価値) 40,000円×10年 400,000円
総合リターン(税後+優待)   約599,215円
投資元本 1,920.5円×500株 960,250円
実質利回り(年率換算) (599,215円÷960,250円)÷10×100 年率約6.24%

株価変動がなければ、10年で約60万円の実質リターンが見込め、年間平均6%以上の驚異的な利回りとなります。


6. 投資リスクと注意点

コロワイド投資には以下のリスクもあります。

  1. 業績悪化リスク
    外食産業は景気・季節変動に左右されやすく、急激な客数減少で業績・配当が圧迫される可能性があります。

  2. 優待制度変更リスク
    経営判断で優待ポイントの付与基準や回数が見直されることがあります Atom Corporation

  3. ポイントの失効
    ポイント有効期限は1年。使い切れない場合は失効するため、計画的な利用が必要です。

  4. 株価変動リスク
    株価下落により、含み損が生じる場合があります。割安株といえども安易な信用取引は禁物です。


7. 家族との楽しみ方と今後の戦略

  • 年4回の「ごほうび外食」:優待到着後に家族でスケジュールを合わせ、少し贅沢な店舗をセレクト。特に夏のビアガーデンや冬の鍋フェアは大好評です。

  • 友人招待プラン:ポイントを使って友人家族を招き、ホームパーティー代わりにグループ店舗で貸切利用することも。

  • 配当再投資:受け取った配当金は追加で株式購入や他セクターへの分散投資に回し、長期的な複利効果を狙います。

今後は業績動向を注視しつつ、株価が大幅に下落した局面での買い増しも検討中です。また、優待プログラムの改定情報はIRサイトで随時チェックし、早めの対応を心掛けます。


おわりに

コロワイド株主優待は、家族みんなで「今日はどのお店に行こう?」と会話が弾むきっかけを与えてくれます。配当金シミュレーションでも示した通り、優待と併せた高い総合利回りは外食株の中でも際立っており、家計を楽しませながら資産運用ができる魅力的な銘柄です。

投資は自己責任ですが、家族と幸せな時間をシェアできるコロワイド株主優待は、一度体験すると手放せません。これからも、食卓の笑顔を増やす投資先として、コロワイド株を長期保有で楽しんでいきたいと思います。


本記事は筆者の体験と公表情報に基づくものであり、個別銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身で行ってください。

親子で楽しむ株主優待ライフ:大阪王将の魅力

子ども3人分の証券口座で大阪王将の株主に!家族で楽しむ株主優待ライフ

わが家には3人の子どもがいます。ふだんから食べることが大好きな一家なのですが、このたび我が家の新しい「楽しみ」が増えました。それは――子どもたち名義の証券口座で、大阪王将の株主になったことです。そして、初めての株主優待が届いたときのうれしさといったら、言葉では言い尽くせません。

家族みんなでわくわくしながら優待の中身を開け、実際に使ってみた体験を含めて、今回は「家族で楽しむ株主優待の魅力」について、我が家のエピソードを交えてお話ししたいと思います。


大阪王将とは?

大阪王将といえば、「餃子の王将」とは別のチェーンとして知られる中華料理の全国チェーンです。運営会社は「イートアンドホールディングス(証券コード:2882)」。1969年に大阪・京橋で創業し、現在では国内外に広く店舗展開をしています。

定番の「元祖焼餃子」をはじめ、チャーハンや天津飯など、親しみやすい味とボリュームで家族連れにも人気。最近では冷凍食品の開発・販売にも力を入れており、スーパーで見かける機会も増えています。

そんな大阪王将には、株主優待制度があり、自社製品の詰め合わせなどを年1回(2月末時点の株主)に贈ってくれるのです。


■ なぜ子ども3人分の証券口座を開設したのか?

私が「子ども名義の証券口座を作ろう」と思ったのは、いくつかの理由がありました。

まずひとつは、「早いうちからお金や投資についての意識を育ててあげたい」という親心。学校ではなかなか学べない「お金の教養」を、生活の中で自然と身につけてもらいたいと思ったのです。

そしてもうひとつは、「家族で楽しめる株主優待の世界に、子どもたちも巻き込みたい」という思いからでした。どうせなら、お小遣いや貯金だけでなく、“優待”という形で実感できる「価値」を一緒に体験してもらいたかったのです。

子どもでも証券口座は作れるの?と不安に思う方も多いかもしれませんが、親権者の同意と必要書類さえあれば、未成年口座は開設できます。わが家はネット証券で簡単に申し込みができ、数週間でスムーズに取引を始めることができました。


■ そして大阪王将の株を購入!

証券口座ができた後、子どもたち一人ひとりに「どんな会社の株を持ってみたい?」と聞いたところ、3人そろって「美味しいごはんが食べられるところがいい!」と即答。

それならばと親が選んだのが、大阪王将の株でした。理由はシンプルで、

  • 株価が手ごろ(1単元=100株で買いやすい)

  • 優待が実用品(冷凍餃子などで、家族みんなが喜ぶ)

  • 自宅近くに店舗がある

  • 食品株として安定した人気がある

といった点が揃っていたからです。

実際に購入したのは、1人あたり100株ずつ。合計で子ども3人分、300株分の株主となったわけです。


■ 初めての株主優待が到着!

そして、株を保有してから数ヶ月後。ついに届いたのが、待ちに待った株主優待セット。内容は、大阪王将の人気冷凍食品の詰め合わせ。

たとえばこんなセット内容でした(年によって異なります):

  • 大阪王将の冷凍餃子(たれ付き)

  • チャーハン

  • 鶏の唐揚げ

  • 天津飯の具材セット

段ボールいっぱいに詰まった冷凍食品の箱を開けたとき、子どもたちはまるでおもちゃ箱を開けたように歓声をあげました。さっそくその日の夕飯は「大阪王将パーティー」。いつもと違うご飯に、家族全員が笑顔になったのは言うまでもありません。

「この餃子は◯◯ちゃんの株でもらったんだよ!」と、兄妹でちょっと誇らしげに話していたのが印象的でした。


株主優待のメリットを実感

この体験を通じて、子どもたちも「株を持つって、ただお金のことだけじゃないんだ」ということに気づいたようです。自分の名前で持っている株が、実際に目に見える「食べもの」や「体験」として戻ってくることに、強いインパクトがあったのだと思います。

親としても、次のようなメリットを強く実感しました:

  • 投資教育につながる
     → 優待を通して、企業と自分が“つながっている”感覚が芽生える。

  • 家族で楽しめる
     → 子どもたちと一緒に、「どこの会社がいいかな?」と会話が生まれる。

  • 実用的なリターン
     → 食費の節約になる上に、外食に行く楽しみも増える。

  • 長期投資の視点が持てる
     → 子ども名義の口座は頻繁な売買が難しいため、自然と「持ち続ける」視点になる。


■ これからも“家族で楽しむ株主優待”を広げていきたい

今回の大阪王将の優待体験をきっかけに、わが家では「次はどの会社の株を買おうか?」という話題で盛り上がっています。たとえば、

など、子どもたちの関心のある企業をリストアップして、一緒に調べたり、実際にお店に行ってみたりと、投資を通じた“親子の探究”が始まっています。


■ まとめ:株は“学び”と“体験”をくれる

株式投資というと、「リスクがある」「大人の世界」といったイメージが強いかもしれません。でも、未成年口座と株主優待を上手に活用すれば、親子で“楽しく”学べる知育ツールになるのだと、今回の体験で実感しました。

大阪王将の餃子が、わが家の食卓をにぎやかにし、子どもたちの投資への興味を育ててくれたことに、感謝しています。

今後も株主優待を通じて、家族の時間と学びの場を広げていきたい――そんな思いで、今日も株式市場のニュースに目を通しています。

FANG+への投資

1. はじめに

近年、「FANG+」(Facebook/Meta、AppleNetflixGoogle/Alphabet などの主要ハイテク株)に代表される米国ハイテク企業群へ効率的に投資できる商品として、IFEEETF FANG+(以下、IFEETF)iFreeNEXT FANG+インデックス(以下、iFree)が注目されています。
本稿では、両ファンドの基本スペックと過去5年程度の実績をもとに、1000万円を投じた場合の10年後の試算結果を比較し、メリット・デメリットやおすすめの投資スタンスまでを解説します。


2. 両ファンドの概要比較

項目 IFEEETF FANG+ iFreeNEXT FANG+インデックス
運用会社 イーマーケット・ファンド・マネジメント 大和アセットマネジメント
設定日 2019年10月(上場ETF 2020年4月
ベンチマーク NYSE FANG+ インデックス 同上
信託報酬 年0.85%程度 年0.90%程度
決算・分配金 特に定期分配なし(再投資型) 同上
純資産総額 約1000億円(2025年7月時点) 約300億円(〃)
売買流動性 ETFとして東証に上場。1日数十億円の売買代金 投信。1日約数億円
投資対象 FANG+構成10銘柄 同上

両者ともベンチマークは同じですが、ETFか投信か、信託報酬の微差、流動性の違いがあります。IFEETFはリアルタイム売買可能で流動性も高く、iFreeはつみたてNISAでも買いやすいという特長があります。


3. 過去実績に基づく年平均利回り

直近5年間(2020年7月~2025年7月)のトータルリターン(配当込み再投資、円ベース概算)は、以下のように推計されます。

  • IFEETF FANG+:年平均+26.0%程度

  • iFreeNEXT FANG+:年平均+22.0%程度

ベンチマーク上の配当再投資込み。円高円安の影響も含む試算値です。

業種や銘柄構成は同じでも、ETFのほうがコストやトラッキング精度で若干有利に働いた可能性があります。


4. シミュレーション前提条件

  • 投資元本:10,000,000円

  • 保有期間:10年

  • 想定年平均リターン:IFEETF 26.0%、iFree 22.0%

  • 分配金:再投資前提(キャピタルゲインとして計算)

  • 税率:譲渡益に対して20.315%(所得税15.315%+住民税5%)

  • 為替変動:過去実績ベースの円ベース利回りをそのまま適用

  • 信託報酬・売買コスト:年0.90%想定で概算リターンに含む


5. 10年後の試算結果

5.1 税引前の長期複利試算

ファンド 年率リターン 将来価値 FV = 10M × (1+r)¹⁰
IFEETF FANG+ 26.0% 10,000,000 × (1.26)¹⁰=約214,358,883円
iFree FANG+ 22.0% 10,000,000 × (1.22)¹⁰=約 80,137,746円
  • IFEETF:約2.14億円

  • iFree:約0.80億円

5年の差がさらに10年では大きく開く点が、ハイテク株の複利効果を示しています。

5.2 税引後の純リターン

税引後FV=元本+(FV元本)×(1税率)税引後FV = 元本 + (FV − 元本) × (1 − 税率) の式で算出。

ファンド 税率 税引後FV(概算) 純利得(税後)
IFEETF 20.315% 10M + (214.36M − 10M)×0.79685 ≒ 174.95M円 約164.95M円(1.65億円)
iFree 20.315% 10M + (80.14M − 10M)×0.79685 ≒ 62.14M円 約52.14M円(0.52億円)
  • IFEETF:元本10M+税後利益約164.95M=約174.95M円

  • iFree:元本10M+税後利益約52.14M=約62.14M円

5.3 年平均実質利回り

ファンド 年平均税引後利回り(概算)
IFEETF (174.95M / 10M)^(1/10) −1 ≒ 33.4%
iFree (62.14M / 10M)^(1/10) −1 ≒ 19.6%

税引後でもIFEETFは年33%強、iFreeは約20%の複利効果が働く試算です。


6. メリット・デメリット比較

観点 IFEETF FANG+ iFreeNEXT FANG+
コスト 信託報酬0.85%と低め 信託報酬0.90%とやや高め
流動性 東証上場ETFで売買代金多く、即時売買可 投信のため当日成行はできず、翌営業日約定
ラッキング精度 ETFゆえほぼベンチマーク連動 投信特有のコスト分トラッキング誤差あり
つみたて対応 つみたてNISA対応だが、証券口座で都度買付 つみたてNISAで自動積立OK
分配金再投資 再投資構造で複利効果を最大化 同上
  • IFEETFは即時売買やコスト面で優位。

  • iFreeは自動積立が使いやすく、SBI・楽天のつみたてNISAでポイントも得やすい。


7. 投資家タイプ別の選び方

  • アクティブトレーダー/一括投資派
    流動性とコスト重視ならIFEETF。(大きく動いたタイミングで機動的に売買/ロスカット・利益確定を行いたい方)

  • 長期積立派/つみたてNISA利用者
    自動積立の手軽さを重視するならiFree。(月1万円ずつ積立や、楽天ポイント・dポイントなどを駆使して少額ずつ買いたい方)

  • 税優遇制度併用派
    つみたてNISA/iDeCoで非課税枠を使いたいなら投信のiFreeが有利。


8. リスクと注意点

  1. ハイテク株特有のボラティリティ:短期的な株価急落リスクを許容できるか試算前に要確認。

  2. 為替リスク円高局面では円換算リターンが下振れ。ヘッジなし。

  3. 税制変更リスク:譲渡益課税率の変更など。

  4. 運用コスト上昇リスク:信託報酬が将来引き上げられる可能性。


9. まとめ:どちらを選ぶべきか?

  • 大口・一括投資で最大利回りを追求するなら、コスト低め・流動性高めのIFEETF FANG+

  • 積立投資・つみたてNISA利用楽天・SBIポイントを活かしたいなら、iFreeNEXT FANG+インデックス

どちらも「過去実績ベース」で見れば驚異的なパフォーマンスを叩き出しており、10年の長期保有では複利効果が非常に大きく働きます。最終的には「投資スタイル」「税優遇制度の活用」など、自身のライフプランやリスク許容度に合わせて選択してください。

私はETFに全振りしようかなとおもっております。

株主クリレス株式分割

クリエイトレストランツの株主になりました!株式分割でさらにうれしい気持ちに

私はこのたび、「クリエイト・レストランツ・ホールディングス(以下、クリレス)」の株主になりました。そして、株式を保有し始めて間もないタイミングで、同社が株式分割を実施するというニュースが飛び込んできました。株主としての喜びと、分割によるメリットをかみしめながら、今回の記事を書いています。

クリエイトレストランツってどんな会社?

クリレスは、全国に多様な飲食店を展開する外食グループ企業です。「磯丸水産」や「しゃぶ菜」「はーべすと」など、業態の異なるブランドを多数抱えており、ショッピングモールや駅ビル、観光地などに店舗展開しているのが特徴です。

「ひとつの業態に依存しない分散型の経営」はリスク分散にもつながり、景気や流行の変化に強い体制となっています。また、コロナ禍を乗り越えたこともあり、今後の業績回復に対する期待感が高まっている銘柄の一つです。

株主になったきっかけ

私がクリレスの株を購入した理由はいくつかありますが、やはり魅力的なのは株主優待制度です。クリレスでは、毎年2回、株主に食事券が送られてきます。これが外食好きの私にとって非常にありがたく、「外食しながら投資のメリットも感じられる」という実感が持てます。

たとえば100株以上を保有していると、年2回、それぞれ2,000円分(合計4,000円)の食事券がもらえます。これが200株、300株と保有数が増えれば、優待額も比例して増えていきます。

また、私が購入したタイミングはちょうど業績も安定しつつあり、株価も比較的割安と感じたため、中長期の投資対象としても良いと判断しました。

そして、株式分割の発表!

そんな折、クリレスから「1株につき2株の株式分割を実施する」という発表がありました。分割の実施日は8月31日で、私は400株保有していたため、分割後には800株になりました。

この発表を聞いたとき、正直うれしさがこみ上げてきました。なぜなら、株式分割には複数のメリットがあるからです。

株式分割のメリットとは?

株式分割とは、企業が既存の株式を複数に分けることで、株式の単価を下げ、流動性を高めるために行うものです。たとえば1株を2株に分けると、株価が半分になり、より多くの人が購入しやすくなります。

①投資単位の引き下げ
たとえば分割前は1株が1,500円だったとすると、100株で15万円必要でしたが、分割後は1株750円、100株で7万5千円で購入できるようになります。初心者や少額投資家にとって、参入のハードルが下がります。

株主優待の拡大のチャンス
分割後は保有株数が増えるため、優待の条件を満たすためのハードルも下がる可能性があります。実際に、クリレスの優待制度では「100株以上」「300株以上」「1,500株以上」など段階的な基準が設けられており、分割によって「あともう少しで次の優待ランク!」というモチベーションにもつながります。

③将来の値上がり期待
分割により購入しやすくなった株は、投資家からの注目も高まりやすく、結果として株価の上昇要因となる場合もあります。もちろん、分割そのものが業績を上げるわけではありませんが、需給のバランスが変わることで、ポジティブな影響が期待できます。

株主としての今後の期待

株式分割をきっかけに、クリレスがさらに多くの個人投資家の注目を集め、企業価値の向上につながっていくことを願っています。もちろん、飲食業界は景気や原材料費の高騰など不安要素も多く、株価は常に変動します。

しかし、クリレスはブランドの多様性やエリア戦略に優れており、テナント型出店という独自のビジネスモデルも安定性があります。また、M&Aにも積極的で、成長性にも期待できる企業です。

私は今後も株主として、日々の業績やIR情報に目を向けつつ、長期的な目線でこの会社を応援していきたいと考えています。もちろん、優待券を使って、お得に美味しい食事を楽しむのも忘れずに。

まとめ

株式投資は利益だけでなく、企業との「関わり」を感じることができる点が魅力です。今回の株式分割を通じて、クリレスとのつながりがより強まったように感じています。株主としての喜び、そしてこれからの成長への期待感を胸に、引き続き見守っていきたいと思います。

REITを購入したいけど、個別で選ぶのが難しいので投資信託を購入したい

1. REIT(リート)とは?

REITは「Real Estate Investment Trust」の略称で、「不動産投資信託」を意味します。一般の投資家から集めた資金でオフィスビル、住宅、商業施設、物流施設などを取得・運用し、得られた賃料収入や売却益を分配金として還元します。J‑REIT東京証券取引所に上場されており、株式と同様に売買できる点が特徴です


2. REIT投資信託との違い

REIT”という名称は「証券化された不動産資産」そのものを示しますが、投資信託の一形態として“REIT連動型投資信託”も存在します。こちらはREIT指標(指数)や複数のREIT分散投資する仕組みで、1口単位で購入・積立可能。個別REITを直接購入する場合に比べ、より少額・手軽に投資できます


3. 主なメリット(利点)

  1. 少額から投資可能
     実物不動産と異なり、数万円・数千円単位での投資が可能です mag.minkabu.jp

  2. 分散効果によるリスク低減
     複数の不動産にまとめて投資しているため、特定物件・地域に依存せずリスクを分散できます zh.wikipedia.org+13toushin.com+13hedge.guide+13

  3. プロによる運用
     物件選定、管理、賃貸運営などは専門家が担い、個人投資家の手間は不要です

  4. 高い流動性
     市場で日中いつでも売買可能。実物不動産に比べて現金化しやすい特徴があります 。

  5. 利回りの魅力
     税制上、利益の90%以上を分配した場合に法人税が免除される制度により、高い配当利回り(3〜4%程度、時には10%超の場合も)が期待できます 。

  6. インフレ耐性
     インフレ時に不動産価格や賃料が上昇すれば、REITの収益・価格も追随して上がる傾向があります 。

  7. NISAなど非課税口座に対応
     NISA口座を利用すると、分配金・売却益が非課税になるため、税効率が良くなります 。


4. 主なデメリット・リスク

  1. 価格の変動リスク
     株式同様に市場で売買されるため、需給や景気動向で価格が大きく変動します。たとえばコロナショック期には、東証REIT指数が約49%急落しました 。

  2. 災害の影響
     地震や台風など自然災害による物件損壊が発生すれば、賃料収入・価格に悪影響を及ぼす可能性。


4. 投資方針

 結局、個別REITを購入するのはリスクが少しあるということで、EmaxisSlimの国内リートとEmaxisSlim先進国リートを購入することとしました。

全世界株式の投資信託を月10万円購

全世界株式の投資信託を月10万円購入している理由とその結果

投資初心者から中級者の方々に向けて、私は現在「全世界株式の投資信託」を月々10万円購入しています。今回は、その理由、メリット、そして実際の積立結果について、グラフを交えてお伝えしたいと思います。

1. 全世界株式投資信託を選んだ理由

「全世界株式の投資信託」を選んだ理由は、シンプルです。世界中の企業に分散投資することで、リスクを分散しつつ、長期的な資産の成長を狙うためです。特に「分散投資」の重要性を感じていた私は、特定の国や地域の株式に依存するリスクを避けたかったため、全世界株式に投資できる信託商品に決めました。

全世界株式の投資信託は、先進国はもちろん、新興国の株式も組み込まれているため、特定の地域に偏ることなく、地理的にも広く分散されているのが特徴です。これは、単一の国の経済や市場の影響を受けにくくするため、長期的に安定した成長を期待できる要因となります。

2. 月々10万円の積立

私の積立額は月10万円。長期的な資産形成を目指すため、月々の積立額は定期的に一定額に設定しています。この額を選んだ理由は、投資初心者でも無理なく継続できる金額であり、かつ時間を味方につけるためにはできるだけ早く始めることが重要だと考えたからです。

3. 積立投資のメリット

3.1. 複利効果

積立投資の最も大きなメリットは、複利効果です。投資信託で得られた利回りは再投資され、元本に加算されていきます。これが時間をかけることで、資産が急速に増える要因となります。長期的に見れば、少額の積立でも驚くべき成果を得られる可能性があるのです。

3.2. 時間を味方にする

積立投資は市場の短期的な変動に左右されにくいという特徴があります。相場が上がっても下がっても、定期的に一定額を購入するため、ドルコスト平均法の効果を享受できます。これにより、相場のタイミングを気にすることなく、長期的に安定した成果を得やすくなります。

3.3. 分散投資によるリスク軽減

全世界株式の投資信託は、地域的にも企業の業種にも広く分散されています。これにより、特定の市場や業界のリスクに依存することなく、リスクを軽減することができます。例えば、日本市場が低迷している時でも、アメリカや新興国市場の成長によってバランスが取れるわけです。

4. 積立投資の成績

積立投資を行い始めてから約2年が経過しました。これまでの成果をグラフで示すことで、実際にどれくらいのリターンが得られているのか、またその過程を共有したいと思います。

4.1. 結果の解説

上のグラフでは、青線が「評価額(運用後)」を示しており、赤い点線が「積立総額」を示しています。積立総額は単純に月々の積立額を加算したものですが、評価額は運用益を反映したもので、時間が経つにつれてその差が広がるのが分かります。

例えば、最初の6ヶ月では積立額と評価額の差が小さいですが、12ヶ月目以降、評価額が急激に増加し始めているのが見て取れます。これは、複利効果が発揮されるタイミングに差し掛かったためです。

5. 投資信託のパフォーマンス

実際に私が選んだ全世界株式の投資信託は、過去数年にわたり安定した成長を遂げてきました。過去1年間のリターンはおおよそ5%前後で推移していますが、長期的に見ればさらに高いリターンを得られる可能性があります。特に、世界経済が成長する限り、このような広範囲な分散投資は非常に有効だと感じています。

6. 結論と今後の展望

私は今後も月々10万円の積立を続け、全世界株式の投資信託を通じて資産形成を進めていく予定です。積立額を増やすことも一つの方法ですが、何より大切なのは「続けること」。市場の短期的な波を気にせず、じっくりと時間をかけて資産を育てていくことが、最終的な成功に繋がると信じています。

皆さんも自分のペースで積立投資を始め、リスクを分散しながら、長期的な目線で資産形成を目指してみてください。