海外での怖い話
今週のお題「怖い話」についてお話します。
30代の頃フィリピンの日本人街の近くの暗い道をホテルに向かって歩いていたとき、向かいから女性の方が声をかけてきました。
客引きのような感じだったので右手を顔の横で振り「NoNoNoNoNo」と言いながら通り過ぎましたが、その人は諦めずについてきました。
東南アジアでシツコイ客引きの扱いにも慣れていたので、「No Thank you」と言いながら歩き続けました。相手は女性ということで少しは油断があったのかもしれません。
いくら歩いてもずっと付いてくる女性に少し怖くなってきました。
少し早歩きで歩いてみましたが、女性は何も言わずについてきます。
少し暗い道に入ったところで、女性は大声をだしました。
すると、脇道から50代くらいの男性が出てきて私の後をつけ始めました。
女性の方は遥か後ろに話したためほとんど見えなくなってきました。
流石に、男性は怖いので少し小走りに走りましたが、男性も小走りでついてきます。
でも30代と40代の差なのか少しずつ距離が開いてきました。
ある程度余裕が出てきたので、周りを見回しているとタクシーがやってきました。
ホテルまでは歩いて20-30分の距離だったのですが、贅沢は言ってられないとタクシーを呼び止め乗ろうとしてしたところ、はるか後方にいたはずの女性が乗っていました。
あまりのしつこさにゾっとして、足がすくみましたが、本気で走って逃げたところで別のタクシーを捕まえ、かろうじてホテルに帰ることができました。
今回は難なく逃げることができましたが、万が一タクシーの運転手もグルだったらやばかったかもしれません。
<教訓>
・外国(特に治安の悪いところ)でタクシー代はケチらない
・客引きは完全に無視すべし
・客引きが見えたら道を買えるべし。